新・106万円の壁 の続き

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先日の続きです。

「厚生年金・健康保険の扶養から外れないために給料を月額8.8万円(年間約106万円)未満に抑えるべきか否か!?」

についてですが、私的な見解による結論を申し上げますと、

「年間106万円を数万円超える程度なら、106万円未満に押さえて旦那さんの扶養から外れないようにしたほうがいいが、10万円以上超えて積極的に働きたいなら手取りが減ってでも働いたほうがいい」

になります。

上記のグラフは、額面給料(横軸)と手取り給料(縦軸)を、厚生年金と健康保険の従業員負担分を17%として計算し、所得税と住民税の源泉も考慮した”130万円の壁”(従来通り厚生年金・健康保険の扶養に入れる給料の上限を130万円とした場合)と”106万円の壁”の手取り給料の比較です。

見ての通り、”106万円の壁”の場合だと、106万円を超えたところで”130万円の壁”に比べて手取りが約15万円減り、額面105万円の手取り給料を超えるためには額面で126万円以上働かなくてはいけません。

このように、手取り給料だけ見るともの凄く損した気分になりますが、決して悪いことだけではありません。良く言えば、今までは入りたくても入れなかった厚生年金・健康保険に以前よりも入りやすくなった訳ですから、保障面では良くなっているのは間違いありません。

厚生年金・健康保険に、扶養ではなく自ら被保険者となった場合の主なメリットは以下の通りです。

・厚生年金の被保険者になった奥様の分の老齢厚生年金が余分にもらえる(いくら払っていくらもらえるかは別として)。
・厚生年金の被保険者になった奥様が亡くなったとき、18歳以下の子供か55歳以上の夫が居れば、遺族厚生年金がもらえる。
・健康保険の被保険者になった奥様が病気やケガで働けなくなった時、一定の条件下で傷病手当がもらえる。

今まで旦那さんの扶養でタダで入れていた厚生年金・健康保険に、自分でお金払って入らなくてはならないのは損な気はしますが、以上のようなメリットもあるので決して悪いことばかりではありません。

特に、厚生年金については、例え先々いくらもらえるかハッキリしない先行き不安な制度ではあるとしても、老後の生活を支える重要な資金源であることは間違いありません。入れるなら入っておいた方がよいでしょう。

新・106万円の壁

http://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2016/0516.html

今年の10月1日より、一定規模以上の企業で働く短時間労働者(パートで働く方)の厚生年金・健康保険の適用拡大が始まります。

もの凄く大雑把に言いますと、

「今までは旦那さんの厚生年金・健康保険の扶養に入っていて保険料を負担せずに済んでいたパートで働く奥様方が、扶養から外れてご自身で厚生年金・健康保険に加入して保険料も負担して手取りの給料が減る」

という話です(飽くまで大雑把な話なので、詳細は上記リンク先を参照して下さい)。

この厚生年金・健康保険の適用拡大は、全てのパートで働く方が対象ではなく一定の条件があり、先ずは企業の規模が「従業員数(正確には厚生年金保険の被保険者数)500人超の企業」となっております。

ですので、それ以下の規模の中小企業でパートで働く方には関係ありません。地方の場合だと、規模の大きなスーパーや飲食店や工業、または役場などの行政機関でパートで働く方が対象になる場合が多いと思われます。

次に、下記の4つの条件に全て該当すると、厚生年金・健康保険の扶養から外れてしまいます。

①週の所定労働時間が20時間以上
②賃金の月額が8.8万円以上
③雇用期間が1年以上見込まれている
④学生でないこと

普通に長期でパートで働く奥様方にとっては、③と④はほぼ全ての方が該当すると思います。また、①も②も、今まで旦那さんの厚生年金・健康保険の扶養に入るために年間130万円以下ギリで働いていた方には該当してしまう項目です。

問題は、「厚生年金・健康保険の扶養から外れないために給料を月額8.8万円未満に抑えるべきか否か!?」になりますが、少し長くなったので続きはまた後日記載いたします。

運行に起因する

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本日は、自動車保険の「そんなのでも保険金が支払われるの!?そしてそれは支払われないの!?」というお話をいたします。

各保険会社の販売する自動車保険の補償の一つに『人身傷害』というものがあります。これは、自動車事故により生じたケガ等により発生した損害(治療費・休業損害等)に対する補償です。

分かりやすい例を挙げますと、自動車を運転中に事故に遭い、搭乗者がケガをした際に発生した治療費等に対して保険金が支払われるものです。

そして、その『人身傷害』の保険金が支払われる条件の中に「自動車の運行に起因する事故」という文言があります。この「自動車の運行に起因する」という文言がもの凄~く複雑で奥深く、保険金が支払われるか否かの線引きが難しくなっております。

※※※以下、人身傷害の保険金支払いの具体例を挙げますが、人身傷害の保険金支払い条件は各保険会社により微妙に異なります。下記の例は全ての保険会社で当てはまるわけではありませんので、具体的な保険金の支払い条件については、必ず各保険会社にご確認下さい。※※※

「そんなのでも保険金が支払われるの!?」の一例を挙げますと、自動車を運転するために乗り降りする際に誤って自動車のドアで指を挟んでしまった場合は、「自動車の運行に起因する事故」と判断され、保険金支払い対象となります。

しかし、駐車している車に荷物を忘れて取りに行った際に、誤ってトランクのドアで指を挟んでしまった場合は、「自動車の運行に起因する事故」ではないと判断され、保険金支払い対象とはなりません。

また、自動車を乗り降りする際に、ただただ足を滑らせて転倒しケガをした場合は「自動車の運行に起因する事故」とは判断されませんが、運転後停車した自動車から降りる際、ドアに子供がふざけてもたれかかっているのに気付かずドアを開けてしまい子供が転倒してケガをした場合は「自動車の運行に起因する事故」と判断されます。

このように、「自動車の運行に起因する事故」かどうかの判断は大変難しく、保険のプロでさえ保険会社の事故担当部署に確認しないと分からないほどです。

どんな保険でも請求しなければ保険金は支払われませんので、ご家族が自動車周辺でケガをされた場合は、取りあえず担当代理店へ問い合わせてみましょう。

GWの竹の子

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皆様、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?我が家は子連れで初めてキャンプへ行ってきました。

友達家族の子どもがおもちゃの水鉄砲で遊ぶ中、うちの子は落ちてた竹の子で元気いっぱい遊んでおりました。子どもが本当に楽しそうで何よりでした。

その他偶然な事故

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本日は、火災保険の「そんな事故でも保険金が支払われるの!?」というお話をいたします。

現在販売されている多くの火災保険(昔からある「普通火災保険」「住宅総合保険」等を除きます)の保険金の支払対象となる事故の中で、「その他偶然な事故」(「不測かつ突発的な事故」など、保険会社により表現は異なります)というものがあります。

「その他偶然な事故ってなんですか?」となると思いますので具体例を挙げますと、

・部屋の模様替えで家具を移動中に、誤って家具を自宅のドアにぶつけてドアを壊してしまった。
・小さな子供がおもちゃを投げて遊んでいて、誤って自宅の窓ガラスを割ってしまった。
・自宅のストーブの前に誤ってコートを近づけすぎてしまい、コートがまともに着れないほど大きく焦げてしまった。
・自宅でデジカメを誤って落としてしまい、デジカメが壊れた。

以上のような事故が「その他偶然な事故」となります。(コートやデジカメなどの家財については、家財を保険の対象としてご契約していないとお支払い対象とはなりません)。

おおまかに言いますと、「故意でなく消耗寿命でない偶発的な事故で建物や家財が壊れたら、保険金の支払対象となる可能性があるので担当代理店にきいてみよう!」と思っていただければよいかと思います。

どんな良い保険に入っていても、請求しなければ保険金はもらえません。先ずはご自身の契約内容をよく確認し、分からないことがあれば担当代理店へ相談してみましょう。

※どのような事故が保険金の支払い対象となるかは、各保険会社の商品により異なります。詳しくは必ずご契約している保険の約款にてご確認下さい。例えば、最近ではスマートフォンやノートPCなどは「その他偶然な事故」での保険金支払い対象外とする保険会社が多いです。